メッセージ | 講師/今川 孝太郎

自分の技術が患者さんに見える形で還元できる

私は1998年に東海大学医学部を卒業後、東海大学付属病院で初期研修を行いました。研修当時は入局先を決めず外科系の医師として働こうと考え、脳神経外科、消化器外科、呼吸器外科などあらゆる外科系の科を研修させていただきました。その中で形成外科に決めた理由は、体表の手術で術後結果が目に見えて分かりやすい点が自分の性格に合っていたこと、自分の手術次第で、良いものは良い、悪いものはダメという術後結果が患者さんに評価されるという厳しさの中にやりがいを感じたこと、自分の技術習得によってできる手術が増えていくという形成外科特有の面白さに惹かれたことが理由です。

現在は頼まれると否と言えない性格が幸いし、頭頸部がんや乳がん、骨軟部腫瘍切除後の再建手術を専門としています。他科の患者さんの手術なので自分がミスを犯すと患者さんのみならず、依頼してくれた他科の先生の診療にも影響を及ぼしますのでプレッシャーは絶えずありますが、反面とてもやりがいがあり、日々の充実感もあります。また他科の手術の再建ですから、再建する臓器や器官に関する知識も勉強する必要があります。大変かと思うかもしれませんが、医師として形成外科がメインとする皮膚や体表のことだけではなくいろいろなことを学ぶことが否応なくできるという環境はむしろ、とても幸せなことだと思い日々勉強しています。

PROFILE

講師/今川 孝太郎

[出身大学:東海大学]

一生充実した医師人生を歩んでいける

その他の専門として創傷治癒に興味を持って仕事をしています。他科の先生には難しい、治りにくい傷を治すということも形成外科のやりがいのある仕事の一つだと思っています。実は創傷治癒(簡単に言えばコラーゲンの生成や血管の再生といったこと)のメカニズムの理解というのは、美容領域のしわ治療のようなアンチエイジングにも必要な共通知識でもあり、勉強していてとても楽しいですし、いろいろなことに興味がわいていきます。

 

このように形成外科は幅広い領域にまたがった、とてもやりがいのある診療科です。また、形成外科の技術というのは他の科では習得できない特別なものが多いです。しっかり研修して形成外科の手技を習得し、形成外科専門医を取得すれば他科の先生に頼られる存在になり、一生充実した医師人生を歩んでいけると思います。ぜひ、外科医として体表に興味がある方には東海大学形成外科で一緒に学んでいただけると嬉しいです。